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マルセイユタロット【愚者】の世界
マルセイユタロットの「愚者」は、大アルカナ22枚の代表で、唯一、名前があって、数がありません。 愚者の絵柄は、右を向いた男が破れた服を着て、棒と袋という最小限の荷物を持ち、先の見えない崖の向こうへ飛び出そうと1歩を踏み出しています。その男の背中側から犬がしがみついています。 マルセイユタロットの愚者は右を向いています。右は、未来に向かうことを象徴します。 愚者は、今までの自分の世界から、次の、より大きな範囲の世界、場所、環境へと飛び込むことを現わすカードです。今までの価値観が変わるということも表しています。 未来へ向かう物語の最初の1歩を踏み出すことは、すべてがガラッと変わるために、大きなエネルギーと勇気を持つ人物であることも象徴しています。
大アルカナ【愚者】絵柄のアイテム
犬は、冷静さ、引きとめるもの、内面に隠されている直感や言葉に表せないものを意味します。 愚者の右手には杖(棒)を持っていて、左手には袋を持っています。 右手の杖(棒)は情熱さ、成長すること、創造性を発揮することを、左手の袋は最小限の持ち物が入っていて、新しい世界へ飛び出すための身軽さを表しています。
マルセイユタロット【愚者】のキーワード
マルセイユタロット【愚者】のキーワード「大きな変化」
マルセイユタロット【愚者】のキーワードは、「大きな変化」 愚者の「大きな変化」は、これまでの世界、今までの価値観や環境が大きく変わる(リセットする)レベルの変化を表します。 私は、転職を考えていたとき、短期間に何度も「愚者」が出現していました。 短期間に何度も見せることで、愚者のカードはその時のその人の大きな変化を知らせてくれます
マルセイユタロット【愚者】の基本的な解釈、意味
大アルカナ【愚者】の基本的な解釈
大アルカナ【愚者】の基本的な解釈は、ある範囲や枠から飛び出すというのが原始的な意味で、今までいた環境や慣れ親しんだ場所から離れて、リセットして新たな環境に飛び込む、新しい旅立ちのイメージです。 愚者の絵柄から、自然体で自由に無邪気に気ままに動く、崖の向こうへ飛び出す(新しい世界へ入る)状態から、無限大の大きな可能性を持って、自由な発想や夢に向かうことを表します。
大アルカナ【愚者】意味|正位置
・未来へ向かう物語の最初の1歩を踏み出す ・大きなエネルギーと勇気を持つ人物 ・大きく変わる ・先のない崖へ1歩を踏み出す ・新しい旅へ向かう、旅人
大アルカナ【愚者】意味|逆位置
正位置時の基本的な意味が過剰になっているか、不足しているかを表す。 ・過去ばかりを見てしまう ・勇気が出せない ・先が見えず、一歩を踏み出せない
マルセイユタロット【愚者】悩み別解釈例
大アルカナ【愚者】人間関係・恋愛│正位置
・新しい関係性へ大きく変わり、価値観が変わるとともに置かれる環境も変わる ・(結婚する ・離婚する ・引っ越し
大アルカナ【愚者】人間関係・恋愛│逆位置
・今のままが良い ・過去の関係性を見ている ・変えたくない
大アルカナ【愚者】仕事、ビジネス│正位置
・勇気を持って、新たな世界へ飛び出す ・新しい生き方を模索している ・これまでとは大きく変化する ・仕事をやめる ・転職する
大アルカナ【愚者】仕事、ビジネス│逆位置
・今のままの役割、立場でいたい ・変わりたくない ・過去やってきたことばかり見てしまう
マルセイユタロット【愚者】過去の解釈例
ある講座を受講するかどうかを質問され、タロットカードの3枚引きをしたところ、過去の位置は「杯の7」、現在の位置は「愚者の逆位置」からスタートして、最後は「15悪魔」(途中の展開はいろいろありました)、未来の位置は、「杯の騎士」でした。 カード展開の途中タロットカードは、タロットが詳しく経緯を教えてくれていることを意味します。 私がリーディングするときは、あるルールで展開をしていきます。もちろん、そもそも、どういうふうにタロットへ質問するか、質問の立て方がとても重要です。 私がリーディングした結果について、 過去、「気持ちは高まってワクワクしている」が、現在、「その講座にポンと飛び込めない現状がある」(愚者の逆位置から15悪魔までのカード展開は飛び込めない理由がたくさんあることを具体的に伝えてくれています。) 未来、「その世界に飛び込んでみる(講座を受けてみる)なら、ビジネスの発展、展開に進展がある」と、リーディングしました。
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