いつか、晴れる日

大切な人を手放さなくてはならなかったり、
大切な場所から離れなくてはならなくなったり。

いろいろあるけど、
自分の心の在り方が、これからの未来の自分を創るのだろう。

こんな感じにつらつらと考えていた時に購入した石井ゆかりさんの詩集。

うーん、なんだかシンクロ。

「いつか、晴れる日」(石井ゆかり 著/2009年6月11日ピエブックス発行)より引用

(前略)

いまは、わかってもらえなくても
いつか、伝わるかもしれない

なにもできてないけど
なにかしたいとおもう気持ちは
このまま持ちつづけていこう

だれかが自分を
ほめてくれた言葉を忘れない

だれかが自分を
しかってくれた言葉を忘れない

あの約束も
やぶりたかったわけじゃない

だから、せめて
守れなかった約束のことは
忘れない

何かを失うことを怖がらない
何かを失ったときに
感じた痛みを忘れない

(中略)

ごめんなさい、とあやまるより
ありがとう、と受け取るほうが
はるかに勇気がいる

くり返し波に洗われた砂が
うつくしくまるくなるように
瞳も涙に洗われたぶんだけ
輝きを増す

自分の痛みで胸がいっぱいのとき
生きていることは苦しい

大切な人のことを考えたとき
その人が生きていることが、
なによりうれしい

(中略)

いつか、晴れた日にまた
海にいこう

(中略)

いつか、
胸の中がきれいに晴れあがったら
新しい約束をしに、海にいこう

そのときはきっと
だれかと並んで
ここを歩いているだろう

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